社会人になり組織の中で仕事をするようになれば、多くの方が電話対応のマナーについて学ぶことになります。
例えば、かかってきた電話を上司や他部署へ取り次ぐケースも増えるので、取り次ぎ方の基本をしっかりと覚えなければなりません。
先方を待たせることなくスムーズに担当者へ取り次ぐことが最終的な目標と考えて下さい。

まず、電話がかかってきたら、先方の社名と名前を確認することが最初のステップです。
そして、復唱を必ずしてから間違いがないことを確認します。
次に、担当者へ知らせる前に保留音のボタンを押します。
手で受話器を押さえただけでは、こちらの会話が漏れる可能性がありますので、可能な限り保留音にする方が無難です。
そして担当者へ取り次ぐ場合には、口頭だけではなく、先方に確認して書いたメモも一緒に渡すと情報がより正確に伝わるでしょう。

もし担当者が直ぐに電話口へ出られない場合（特に30秒以上待たせるのは禁物）には、こちらから担当者へ連絡させることを伝えます。
また、担当者が外出中で、折り返し電話を希望された時にも、念のために相手方の社名、名前、電話番号を聞き出し、最後に自分の名前を告げるようにしてください。
逆に先方がかけ直す場合には、担当者を見つけ次第すぐに電話があった旨と、先方から後ほど電話が来ることを告げます。
さらに、先方から伝言を頼まれた場合には、メモ用紙に書き留めた上で復唱し、内容に間違いがないか確認し、最後に自分の名前を告げるようにしましょう。